総務省が昨年末に示したスマートフォンの料金引き下げ策を受け、大手携帯電話会社3社が今春に新設する低料金コースが1日、出そろった。いずれも毎月の料金が1千円以上安くなるが、対象者は一部に限られる。料金水準全体を改める本格的な値下げは、3社とも見合わせた。

 KDDI(au)が1日発表した新コースは、電話代と動画などのデータ通信代を合わせて、税別で月4900円。電話は5分以内なら何回でもかけ放題で、データ通信は月1ギガバイト分までできる。

 ソフトバンクが1月上旬に発表した新コースと、内容・金額ともに同じだった。auの新コースは3月中に、ソフトバンクは4月以降に導入される予定だ。

 NTTドコモが1月29日に発表した低料金コースは、2人以上の家族に対象を絞った。データ通信を月5ギガ分まで家族で分け合えるコースを新設。5分以内の電話がかけ放題のコースと合わせれば、3人家族で1人平均の料金は月4500円になる。

 3社が新コースの導入を決めたのは、総務省から「月5千円以下」の低料金コースをつくるよう促されたためだ。結果として、各社とも最低料金は月1千円以上は安くなる。

 だが、月1千円台から使える「格安スマホ」との料金差はなお大きい。たとえば、楽天モバイルの格安スマホは、30秒で20円の電話代に、月1600円でデータ通信が3・1ギガ分までできるコースを組み合わせられる。

 auとソフトバンクの新コース…

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