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 米大統領選は1日夜(日本時間2日午前)、アイオワ州で開かれる民主、共和両党の党員集会を皮切りに、夏の全国党大会に向けた候補者指名の手続きが本格化する。全米規模で支持率首位の民主党・クリントン前国務長官と共和党・トランプ氏だが、初戦となる同州では共に党内のライバル候補と激しく競り合い、予断を許さない情勢だ。

 「大統領は困難な選択に直面する。私は何が最善かつ安全で、賢い道筋なのか考えだそうと、非常に多くの時間を費やしてきた」

 同州党員集会の前夜となった1月31日夜。民主党で米国初の女性大統領を目指すクリントン氏は、集まった約2600人の支持者を前に、国務長官などを務めた「経験」を武器に、支持を呼びかけた。

 一方、米社会での格差拡大を是正する「政治革命」を訴える左派のサンダース上院議員は「(同州地元紙の)デモイン・レジスターの世論調査で8カ月前はクリントン氏に41ポイント差をつけられていたが、昨日発表された調査では差が3ポイントまで縮まった」とし、「興奮とエネルギーは我々の側にある」と手応えを強調した。

 圧倒的な知名度と資金力でクリントン氏が全米の世論調査支持率で、2位のサンダース氏に10ポイント超の差をつけて首位を維持。だが、サンダース氏も若者中心に急速に支持を伸ばし、同州では互角の戦いだ。

 クリントン氏は2008年の大統領選でオバマ大統領と対決して、同州で敗北した苦い経験があり、初戦勝利で雪辱を果たす構え。対するサンダース氏は、経済格差の是正などを訴え、同州で勝利して選挙戦に弾みをつけたい考えだ。

 一方、8年ぶりの政権奪還を目指す共和党は、党の主流派に対して「アウトサイダー」と呼ばれる不動産王のトランプ氏と、保守強硬派のクルーズ上院議員が支持率上位を占める。

 トランプ氏は不法移民排斥やイ…

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