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 大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)の裏金問題で、運営元の学校法人大阪産業大学は1日、同校の寺川国仁(くにひと)校長を校長補佐に降格させるなど職員4人を懲戒処分とし、発表した。寺川校長は前校長らによる裏金作りがあったとされる当時の教頭で、簿外取引を見逃した管理監督責任を問われた。後任には小野研一教頭が就く。

 学校法人によると、寺川校長のほか現在の事務長を会計課長補佐に降格、元会計課主任と元総務課主任を譴責(けんせき)処分とした。裏金作りや裏金からの支出を主導したとして、大阪地検特捜部に刑事告訴している前校長、前事務長(昨年9月に病死)、元進路指導主事の3人と元事務長についても懲戒処分を検討したが、「すでに退職しており効力を発しない」として処分しなかった。

 系列校の大阪産業大付属中学・高校(大阪市城東区)でも簿外の会計処理があったとして、大西陽太郎校長を校長補佐への降格処分とした。後任には今田悟教頭が就く。

 学校法人は、大阪桐蔭中・高の前校長と前事務長が模試受験料などの一部約1700万円を前校長と娘の個人口座に送金して着服し、元進路指導主事が裏金から約2千万円を不正流用した疑いがあるなどとして刑事告訴している。

 学校法人の土肥孝治理事長ら幹部18人は、昨年7月に減給処分されている。