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 真冬の暗い河川敷で、川崎市の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(当時13)が殺害された事件から1年近く。起訴された3人の少年のうち、殺人罪に問われた少年(19)の裁判が始まった。緊張した様子の少年や、市民から選ばれた裁判員らを前に、検察側は事件までの経緯を明らかにしていった。

 被告の少年は頭を丸刈りにし、グレーのスーツ姿。立って起訴状の朗読を聞き、認否を問われると「間違いありません」と小さな声で言った。

 検察側の冒頭陳述によると、被告は、起訴された他の2人のうち、元職人の少年(18)とは中学高校の同級生。無職少年(18)とは事件の約1年前に知り合ったという。

 共通の友人の紹介で、被告が上村さんと知り合ったのは2014年12月。ゲームセンターなどで頻繁に顔を合わせた。

 関係が変化するのは昨年1月17日未明。被告は、遊ぶまで上村さんに待たされたことに腹を立て、顔面を数回殴った。

 顔面には目立つ傷が残った。1月下旬の夜、上村さんの知人が被告を問い詰めた。事件の1週間前には、上村さんの知人らが7~8人のグループで家に押しかけてきた。被告は、上村さんへの怒りを募らせた。

 2月19日夜、少年3人が店や…

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