任天堂は2日、3月をめどに考えていた健康分野への進出を延期すると発表した。眠りや疲労を測る端末を出す予定だったが、開発途上で製品化できるかどうかもわからないという。

 君島達己社長がこの日の決算会見で、「まだ任天堂の製品として出すレベルにない。出せるようになれば出すし、ならなければ、どうするかをさらに検討する」と述べた。製品化を断念する可能性も出てきた。

 健康分野への進出を打ち出したのは2014年1月。当時の岩田聡社長が3年連続の営業赤字を発表した直後の経営方針説明会で、新戦略の一つに掲げた。同10月には、枕元に置くと睡眠や疲労の状態を測れる端末を15年度中に出すと発表した。

 2日発表した2015年4~12月決算は、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の販売が伸び悩み、売上高は4256億円と前年同期より3・9%減。広告宣伝費などを抑え、営業利益は34・4%増の424億円だった。純利益は31・9%減の405億円だった。(西村宏治)