文部科学省は2日、中学3年生の英語力を国が統一して測る初めてのテストの結果を公表した。中学卒業時の目標とされる英検3級程度に達した生徒は2~4割だった。2017年度までに、「中学卒業時に英検3級以上が50%」を目標にする文科省は「読む・聞く・書く・話すの4技能がバランスよく身についていない」としている。

 調査は昨年6~7月、全国の国公立中学3年の一部である約6万人を対象に4技能をテストした。日本独自の指標で測り、「A1上位」(短く簡単な文章や話の読み書きや聞き取りなどができる)が英検3級程度、「A2」(日常の範囲で単純な情報交換ができる)が準2級程度とされる。

 「A1上位」以上の生徒は2~4割だった。4技能別では、「書く」での割合が最高の43・2%。「聞く」が最低の20・2%だった。「読む」は26・1%で、「話す」は32・6%だった。いずれも目標には届かず、文科省は4技能すべてに課題があるとした。

 テストと同時に行ったアンケートでは、「書く」で高得点だった生徒は、英語の授業で読んだり聞いたりしたことを、英語で書いてまとめる活動をした傾向が高かったという。