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 米テキサス州ダラス郡の保健当局は2日、中南米などで感染が広がるジカ熱に現地で感染し、米国に帰国した発症者と性交渉した相手にウイルス感染が確認されたと発表した。発症などの詳しい状況は明らかにしていない。米メディアによると、性交渉の相手は感染地に渡航しておらず、米国内でジカ熱の人から人への二次感染が確認されたのは初めてという。

 米疾病対策センター(CDC)によると、ジカ熱は、蚊を媒介にして感染が広がるが、輸血や性交渉でも感染する可能性がある。中南米でジカ熱が流行し始めた2015年以降、米国でジカ熱の発症が確認されたのは31人(1月28日時点)。いずれも渡航先で感染していた。ほとんどの患者は軽症という。

 ジカ熱をめぐっては、ブラジルなどで妊娠中に発症した女性から、脳の発達が不十分な「小頭症」の赤ちゃんが生まれることが相次いでいる。世界保健機関(WHO)は1日、小頭症との関連を重くみて緊急事態を宣言した。(ワシントン=小林哲