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 北海道鶴居村の雪裡川(せつりがわ)で3日、朝の陽光がさす川霧の中で、国の特別天然記念物・タンチョウの群れが羽を休める幻想的な光景が見られた。

 雪裡川は冬も凍らず、タンチョウにとっては外敵から身を守るための格好のねぐらだ。厳冬期の早朝は川面から立ち上る水蒸気が冷気で冷やされ、「毛嵐(けあらし)」といわれる霧に包まれる。

 この朝は零下20度近い冷え込み。一望できる音羽橋の上には、毛嵐の中でたたずむ100羽以上のタンチョウの群れを撮ろうと国内外から大勢の写真愛好家が訪れ、白い息を吐きながらシャッターを切っていた。(奈良山雅俊)