ダイドードリンコは29日から、実だけでなく果肉も生かした缶コーヒー「ダイドーブレンド うまみブレンド」を売り出す。コーヒーの果肉の甘さで生まれる「うまみ」を打ち出し、素材や味のこだわりが強い20~30代の若者層に訴える。

 185グラム入りで希望小売価格は税別115円。コーヒーの実を丸ごと乾燥させた粉と、煎り方の違う複数の焙煎(ばいせん)豆をそれぞれ抽出してブレンドした。豆のコクに加え、果肉のほのかな甘みが後味に広がるという。香料を使わず、コーヒー本来のうまみを引き出した。

 缶コーヒーの愛飲者は40代以上の中高年が多く、ダイドーは若い世代の取り込みが課題。コンビニのいれたてコーヒーに親しんだ世代のため、「コーヒー本来のおいしさ」を求める若者が多いとみる。高松富也社長は3日の会見で、「果肉も使う新しいコンセプトの商品で、缶コーヒー市場の拡大をねらう」と話した。(田幸香純)