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■キャンプの素顔

 突然ですがクイズです。

 唯一、近鉄時代を知るオリックス所属の現役選手は誰でしょう?

 北川博敏さん? 近鉄がリーグ優勝した2001年の「代打サヨナラ満塁優勝決定本塁打」のイメージが強烈ですが、12年に引退しました。

 坂口智隆選手? 昨季限りで退団しました。

 正解は、近藤一樹投手。坂口選手がヤクルトに移籍し、現在のオリックスでただ一人、近鉄時代を知る現役選手となりました。

     ◇

 その近藤一樹が、ブルペンをにぎわせている。これまでは11年から4年連続で右ひじを手術し、毎年のようにキャンプは術後のリハビリから始めていた。が、今季はひじの不安もなく、「チームの一員として、自分をアピールしたい」と意気込んでいる。

 01年の第83回全国高校野球選手権大会で、東京・日大三のエースとして甲子園優勝投手になった。全身を柔らかく使い、右ひじをしならせるフォームは「長所でもあり、短所」。球のキレは出るが、ひじへの負担もかかる。「強度の高いレベルで投げ続け、短所が出た。手術とリハビリで、短所に気付かせてもらった」

 近鉄への思いも聞いた。「この世界に入れたのは、近鉄が指名してくれて、チャンスを広げてくれたから。でもオリックスも、近鉄と同じぐらい育てていただいている場所。面倒を見ていただいているので、感謝です」。華やかだった高校時代から一転、プロでは苦労続きだっただけに、言葉に深みがあった。(井上翔太

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