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 スイス・ジュネーブで続けられているシリア和平協議について、国連のデミストゥラ・シリア担当特使は3日夕、「一時中断」を記者団の前で宣言した。1月29日にアサド政権側との対話で始まった協議は早くも暗礁に乗り上げた格好だ。

 デミストゥラ氏によると、今月25日にジュネーブで協議を再開する予定。しかし、サウジアラビアや欧米の支援を受ける反体制派勢力の合同代表団「最高交渉委員会」(HNC)側がロシア軍による空爆や、アサド政権側による包囲作戦などの中止を求めているのに対して、アサド政権およびロシア側は中止を否定しており、両者の主張の隔たりは大きい。実際に協議が再開されるまでには多くの課題が残されている。(ジュネーブ=松尾一郎)