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 北朝鮮の日本海側で4日までに、移動式の弾道ミサイル発射台の存在が確認された。情報関係筋が明らかにした。実際にミサイルを搭載しているかどうかは確認されていない。北朝鮮を非難する国際社会を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。

 韓国軍関係者は4日、日本海側の動きについて「ミサイルの発射が迫っている兆候はない」と述べた。

 北朝鮮は日米が保有する情報衛星の軌道を把握しているとされる。移動式発射台は通常、地下施設や森林などに隠されている。日本海側に発射台を露出させた背景には、日米韓を威嚇し、今後緊張を高めていく姿勢を伝える意図があるとみられる。

 北朝鮮は短距離のスカッド(射程300~500キロ)や中距離のノドン(同1300キロ)、ムスダン(同3千キロ以上)を移動式発射台から発射する能力を持つ。3回目の核実験後の2013年春には実際、ムスダンなどを搭載した移動式発射台を日本海側に展開したことがある。(ソウル=牧野愛博)