【動画】40年以上続く節分の鬼 世界から注目=寺尾佳恵撮影
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 朝日新聞デジタルで紹介した「鬼たち」が、世界的な注目を集めている。山口市の旧小郡町で40年以上続く節分の手作り行事の動画の視聴回数が、昨年2月からの1年間で445万回を超えた。その6割はベトナム、サウジアラビア、タイなど海外での閲覧だ。一地域の小さな取り組みが世界を笑顔にする。

 「悪い子はいないかー」

 「キャー」

 3日、「小郡ユーモアクラブ」のメンバーたちが鬼に扮して地域をめぐる恒例行事が始まった。手作りの衣装を身につけ、ドーランや絵の具を顔に塗り、木材にビスを打った「金棒」を持つ。幼稚園の子どもたちは泣きだし、老人ホームのお年寄りたちは必死に豆やボールを投げつける。

 旧小郡町時代、地域の「お父さん学級」が節分に鬼の寸劇をやったのがはじまりだ。当初は数カ所の保育園や幼稚園などを回るだけだったが、口コミで評判が広がり、地域の一大イベントに育った。今年も朝から夕方まで25カ所で様々なドラマをつくった。

 「鬼歴」30年以上の同クラブ会長・荒木昭一さん(66)は「決まり事はなく自由にやるのが楽しく長くやるひけつ。言いたいことを言いながらも自然に集まってまとまるから不思議」と振り返る。

 10年ほど前から鬼になりきる…

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