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 三菱重工業は4日、建造が難航しているドイツのクルーズ大手「アイーダ・クルーズ」向けの2隻の大型客船を巡り、2015年10~12月期に221億円を追加で特別損失として計上したと発表した。1隻目で火災が発生して補修費用がかかることや、納入予定の延期にともなって人件費などがかさむため。客船事業の累計の損失計上は約1867億円にのぼる。

 2隻目の建造が16年度中にずれ込み、今年3月としていた納期が遅れることも明らかにした。新たな納期を協議中だ。2隻目の建造に伴って、新たな損失が発生する可能性もあるという。1隻目は最後の検査が残っているが近く引き渡せる見通しという。

 客船事業で損失を計上したため、16年3月期の純利益の予想を900億円とし、従来見通しの1300億円から下方修正した。