汗ばむような陽気のなか、天皇、皇后両陛下がフィリピン・マニラのニノイ・アキノ国際空港に降り立ちました。出迎えたのは、アキノ大統領と姉のアベリャダさん。天皇陛下は花の首飾りを、皇后さまはブーケを受け取りました。国賓の場合は副大統領が出迎えるのが通常で、大統領自らが空港に足を運ぶのは極めて異例なことだそうです。「最大の礼をもってお迎えしたいという大統領の意向だろう」。宮内庁幹部はそう説明してくれました。

 1月26日。両陛下の5日間のフィリピン公式訪問が始まりました。

 大統領「再びフィリピンをご訪問いただき、ありがとうございます」

 天皇陛下「このような歓迎に感謝します。再びフィリピンを訪問できたことを私もうれしく思います」

 空港では、そんなやりとりの後、天皇陛下は式台にあがり、両国の国歌の演奏を聴きました。儀仗(ぎじょう)隊の閲兵を経て、出迎えの車に。いかにも頑丈そうな黒色の防弾車。ナンバーは「1」でした。

 宿舎に到着する手前では、約20人の日本人が日の丸を振って歓迎していました。そして、宿舎ではマニラ日本人学校の1年生約70人が出迎え、両陛下は歩み寄って声をかけていました。

 両陛下が宿泊したのは「ソフィテルフィリピンプラザ」。マニラ湾を望むロケーションにあり、美しい夕日の眺めを楽しむことができます。

 両陛下もこの日夕、ホテルの中庭で、フィリピンに派遣されている青年海外協力隊の隊員とともに、マニラ湾に沈む夕日を観賞しました。訪問前から楽しみにしていたそうです。お二人寄り添って夕日が水平線に沈んでいく様子をじっと眺め、笑顔で手をたたくと、隊員たちにも拍手の輪が広がっていきました。

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