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 日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁は4日の衆院予算委員会で、16日から始める「マイナス金利政策」で個人の預金金利もマイナスになるかどうかを問われ、「可能性は当然、否定はしない」と答弁した。一方で、欧州では、中央銀行に銀行が預ける預金に「マイナス1%の金利をつけても、個人預金はマイナスになっていない」と語り、日本でも個人預金の金利がマイナスになるのは現実的ではない、との見方も示した。

 民主党の前原誠司氏の質問に答えた。日銀のマイナス金利政策では、銀行が日銀に預ける預金の一部の金利を、マイナス0・1%にする。黒田氏は経済情勢によっては、このマイナス金利を「将来、引き下げる可能性はある」と答弁。個人の預金金利がマイナスになる可能性を「否定はしない」としつつ、「我が国でも個人預金にマイナス金利がつく可能性はないだろうと思う」とも述べた。(津阪直樹)