20世紀を代表するフルート奏者のオーレル・ニコレさんが1月29日、故郷のスイス・ヌーシャテルで死去した。90歳だった。スイス公共放送などが伝えた。

 26年、スイス生まれ。パリ音楽院で名匠マルセル・モイーズに師事。ジュネーブ国際コンクールで優勝した。50~59年にフルトベングラーやカラヤンが指揮するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で首席奏者として活躍。透明感とぬくもりを兼ね備えた音色で、ソリスト、教育者として国内外で活動し、武満徹ら多くの作曲家が曲を捧げた。日本でも、モーツァルトやバッハのCDで広く愛された。西田直孝や小山裕幾ら、日本人の弟子も育てた。(ウィーン)