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 5日の東京債券市場では国債が買われ、長期金利の指標となる満期10年の新発国債の流通利回りが一時、前日終値より0・015%幅下がり、過去最低の0・035%をつけた。

 先月29日に日本銀行がマイナス金利政策の導入を決めて以降、満期までの長短にかかわらず、国債の利回りが下がる傾向が続いている。「日本の株安などを受け、リスクを回避するために国債を買う動きも出ている」(大手証券)という。

 円相場は、4日のニューヨーク市場で一時1ドル=116円53銭をつけ、2週間ぶりの円高水準となった。米国の経済指標がふるわず、景気の先行きに懸念が広がってドルを売って円を買う流れが強まった。

 5日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、1ドル=116円台後半で取引されている。午後1時時点の対ドルは、前日午後5時より1円26銭円高ドル安の1ドル=116円68~69銭。対ユーロは同03銭円高ユーロ安の1ユーロ=130円66~67銭だった。

 日経平均株価は、円高を嫌気して、節目の1万7000円を割り込んでいる。午後1時の日経平均は、前日の終値より363円67銭安い1万6681円32銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同32・03ポイント低い1356・78。午前の終値は、前日より253円43銭(1・49%)安い1万6791円56銭。TOPIXは同25・24ポイント(1・82%)低い1363・57だった。出来高は15億7千万株。