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 経済的に苦しい家庭の子どもたちに勉強を教える愛知県内の4団体が11日、同県東海市で実践報告会を開く。学生時代に学習支援の団体を立ち上げ、外科医となった今も活動を続ける男性が呼びかけた。「支援の輪を広げたい」と、団体のネットワーク化を目指す。

 「図形の証明やってんの? 私もやる!」

 8日夜、一般社団法人「アンビシャス・ネットワーク」が同県半田市の公共施設で開く無料塾は、和気あいあいとした雰囲気に包まれていた。この日参加したのは中学生13人、ボランティアの大学生14人。社会や数学などの勉強をしながら2時間を過ごした。

 中学時代、3年間通った高校1年の男子生徒(16)も顔を出した。「人間として成長できる楽しい場所だった」。母子家庭で経済的に苦しく、塾はあきらめていたが、無料塾に通って志望校に合格。いまは「教師になりたい」という夢に向かい、アルバイトや部活をしながら勉強に取り組んでいる。

 同法人理事の犬飼公一さん(29)は、同県刈谷市内の病院に勤める外科医。滋賀医科大学1年生だった2007年、生活保護を受ける家庭の子どもに勉強を教える学生団体を滋賀県内でつくった。

 子どもの多くに共通していたの…

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