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 愛知県津島市舟戸町の瑞泉寺で毎年5月、「6時間耐久マラソン落語会」が開かれる。今年で12回目になる。主催の中心は、地元のアマチュア落語家・津島家寿芸虫(つしまやじゅげむ)こと恒川一三(いちぞう)さん(66)。友人の遺志を継いで高座をつとめる。

 「私は生まれも育ちもネイティブ津島人」。幼い頃から両親が聴くラジオの寄席に親しみ、高校で落語研究会に入部した。毎晩、落語を聴きながら眠るほど好きで、普段の言葉遣いも噺家(はなしか)のようだ。20代前半まで高校の落語仲間と老人ホームの慰問に出かけたが、その後は長い間、高座から遠のいていた。

 20年ほど前、ひょんなことからアマチュア落語家の浪漫亭砂九(ろまんていすなっく)さん(故人、本名・纐纈〈こうけつ〉彰良さん)と知り合った。「いっぺん、お前の噺を聴かせろ」。強気に出たら、「これがびっくりするくらいうまいんだ」。

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