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 財務省が8日発表した2015年の国際収支(速報)によると、訪日外国人旅行者の「爆買い」効果で、旅行者のお金の出入りを示す旅行収支が53年ぶりの黒字になった。東日本大震災後、貿易収支は赤字続きだが、旅行収支の黒字がこれを穴埋めするほどに伸びている。

 外国人の国内での消費額は3兆838億円で、前年より約1兆円増えた。円安などの影響で訪日外国人旅行者が過去最高の1973万人に達したためで、日本人が海外で消費した額を差し引いた旅行収支は、前年の441億円の赤字から1兆1217億円の黒字になった。

 訪日外国人で多いのは中国、台湾、香港、韓国からの旅行者で、全体の7割を占める。現在明らかになっている15年1~9月の地域別の旅行収支をみると、黒字額は対中国が6775億円、対台湾が2653億円などで、これら4カ国・地域だけで黒字は1兆円を超える。日本からの渡航者が多い北米は3096億円の赤字、欧州も572億円の赤字だが、中国などアジア地域の旅行者が全体の黒字を押し上げている。

 一方、貿易や投資による日本と…

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