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 兵庫県は8日、第88回選抜高校野球大会に21世紀枠で初出場する県立長田高校(神戸市長田区)について、甲子園までの交通費や応援にかかる費用などを「ふるさと納税」制度を活用して集めると発表した。受け付けは9日から。

 「ふるさとひょうご寄附金」の名称で、寄付額から2千円を引いた額が所得税や住民税から原則として全額控除される。年収などに応じて年間の上限額がある。集まった寄付金は応援団の交通費などにあてる。長田高によると、1試合出場するたびに1千万円程度の費用がかかるという。同校の同窓会などでつくる後援会も、別途寄付を集めるという。

 県は他にも、すべての県立高校・特別支援学校約170校に寄付金の活用方法を提案するよう呼びかけを始めた。4月から県のホームページで公表し、同様の制度で寄付を募る。サッカーやラグビーなどスポーツの強化費や吹奏楽部の楽器代、高度な実験器具の購入費など、学校の特色作りや部活動の応援、教育環境の充実にあてることを想定している。

 寄付者全員には県立施設の招待券2枚が贈られるが、ほかの自治体のように豪華な返礼品はない。井戸敏三知事は8日の会見で「長田高の出場にかかわったぞというのが返礼品。まず初戦を勝ち抜くように祈りを込めて寄付をしていただければ」と話した。(島脇健史)