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 フィリピンで5月に実施される大統領選挙(任期6年)の選挙戦が9日、始まった。有力女性候補が居住期間不足で選挙管理委員会に「失格」を宣告され、裁判で争うなど早くも波乱含み。候補者同士の舌戦も過熱している。

 フィリピンの大統領は憲法で再選が禁止され、来年6月で任期が満了するアキノ大統領は立候補できない。昨年10月半ばの立候補締め切り段階では、人気映画俳優の養女で無所属の上院議員グレース・ポー氏(47)、野党出身の副大統領ジェジョマル・ビナイ氏(73)、アキノ大統領から後継指名されたマヌエル・ロハス前内務自治相(58)の有力3氏の争いとみられていた。

 ところが、世論調査でトップを走っていたポー氏は、米国暮らしが長く、大統領立候補に必要な国内居住期間(10年)を満たしていない疑いが浮上。選挙管理委員会は昨年12月、「失格」と判断した。ポー氏が異議を申し立て、最高裁で審議されている。ポー氏は選挙活動を開始しているが、最高裁の判断次第では、断念する可能性もある。

 一方、南部ミンダナオ島ダバオ市長のロドリゴ・ドゥテルテ氏(70)が、締め切り後の11月下旬に立候補。「届け出を取り下げた別の候補者の代理」という異例の形だったが、選挙管理委員会は受理した。ドゥテルテ氏はダバオ市で「警察を強化し治安を改善した」との実績で人気を集め、昨年末の世論調査で38%の支持を集め、2位のポー氏に17ポイントの差をつけた。

 ドゥテルテ氏は、治安強化のた…

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