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 医療機関を利用した際にかかる診察料や薬代が4月から変わる。中央社会保険医療協議会(中医協)=厚生労働相の諮問機関=は10日午前、治療や薬ごとの値段である診療報酬を決めて答申した。長期間入院するよりも、自宅や施設にいながら治療を受けることを引き続き促す内容となった。

 診療報酬は2年ごとに改定する。政府は昨年末、全体で前回の2014年度改定より0・84%引き下げることを決めた。薬代の薬価はマイナス1・33%で、診察料などの本体部分は0・49%引き上げる。中医協はこの範囲に収まるように個別の値段を設定した。

 今回の改定では、大きな病院と診療所との役割分担を明確にする。紹介状なしに大病院を受診した患者は、診察代などとは別に初診で5千円以上、再診で2500円以上の定額を窓口で支払うことになる。安易な受診を減らし、大病院には集中的な治療が必要な重症患者への対応に専念してもらう狙いだ。