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 大阪市の吉村洋文(ひろふみ)市長(大阪維新の会政調会長)は9日、市交通局の藤本昌信局長(60)を交代させる人事を発表した。後任に塩谷智弘・鉄道事業本部長(59)をあてる。知人の業者との随意契約問題などで減給処分を受け、市議会の公明、自民などが辞職を申し入れていた。民間出身の藤本氏の経営手腕を評価する一方で、市営地下鉄・バス民営化に向け、市議会との対話路線を重視した。

 藤本氏は元京福電鉄副社長で、橋下徹前市長に招かれ、2012年4月に交通局長に就任。今年3月で4年の任期が切れるが、市の公募に手を挙げ、続投に意欲を見せていた。任期中に赤字続きだったバス事業を黒字化するなどの実績を上げていた。

 一方で塩谷氏は交通局勤務が長く、自民や公明など他会派の納得を得やすい。民営化には市議会で3分の2以上の賛成が必要で、吉村氏は交代を決断した。