朝日新聞所蔵の10万枚以上の皇室写真からえりすぐりを紹介する「皇室写真館」。今回は長野五輪が開かれた1998年を特集します。

 両手をあげ、楽しそうな笑顔の皇后さま。パラリンピックのアイススレッジスピードレース競技で、観客席でウェーブが起きると、皇后さまもその波に加わりました。有名な一枚ですが、今回は、ウェーブの行方を見守る場面、うれしそうに拍手する場面と連続写真で紹介します。隣でほほえむ天皇陛下の姿も印象的です。

 皇后さまはこの年の10月の誕生日に際した文書回答でウェーブについて「見るのもするのも初めてのことでした。不思議な波が、私たちの少し前で何回かとまり、左手の子供たちが、心配そうにこちらを見ておりましたので、どうかしてこれをつなげなければと思い、陛下のお許しを頂いて加わりました。私自身は、その後波が半周し、向かい側の吹奏楽団の生徒たちが、テューバやホルンをもってとびはねたのが面白く、もっと見たくて、次の何回かの波にも加わりました」と言及しています。

 この年は要人の来日も相次ぎました。10月に韓国の金大中大統領、11月には中国の江沢民国家主席。スペインのフェリペ皇太子は皇太子ご夫妻が鎌倉に案内し、円覚寺の境内を一緒に散策しました。

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