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 環境省は9日、愛好家の間で人気のオキナワマルバネクワガタや国の天然記念物ケナガネズミなど、奄美や沖縄を中心に生息する動植物41種を、種の保存法に基づく「国内希少野生動植物種」に指定する方針を決めた。月内に意見を募集した上で指定する予定で、採取などが原則禁止される。

 オキナワマルバネクワガタは、独特の形をした大あごや一般のクワガタより丸みを帯びた重厚感あふれる体形などから、根強いファンがおり、乱獲で激減している恐れがあるという。

 このほか、マングースやノネコによる捕食の影響などで減ったケナガネズミやオキナワトゲネズミなど哺乳類4種、観賞用の採取が脅威となっているランやシダの仲間など植物22種など。国内希少野生動植物種は計175種になる見込み。奄美大島や沖縄県北部では、地元が世界遺産への登録を目指しており、環境省の担当者は「登録の動きの後押しになれば」と話す。(小坪遊)