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 海洋研究開発機構は、小笠原諸島近海の水深約5500メートルの海底からコバルトや白金などの希少資源を多く含む「コバルトリッチクラスト」の採取に成功したと発表した。これまで考えられていたよりも深い場所に存在することがわかった。

 コバルトリッチクラストは、海底の山のような地形の斜面を数センチほどの厚さで覆っていることが知られている。研究チームは1月、南鳥島の南西約200キロの海底を無人探査機で調査し、約80キロの試料を採取した。国の大型研究「海のジパング計画」の一環で今後どれくらいの資源を含んでいるかを分析する。

 これまでは水深3千メートルより浅い場所に存在すると考えられ、その上で日本近海の資源量は100兆円分と見積もられたこともあるという。チームは「これまで考えられていたよりも倍以上の資源量になるのでは」とみている。(須藤大輔)

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