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 旭化成の浅野敏雄社長と、小堀秀毅次期社長の記者会見での主なやりとりは次の通り。

 ――いつ社長交代を決めたのか。

 浅野氏 会社に交代の意思表示をしたのは1月中旬だ。4月からは(新たな)中期経営計画が始まる。経営トップの私がけじめをつけることがいい、と判断した。

 ――小堀氏にはどう伝えたのか。

 浅野氏 今後の旭化成の経営を考えると、(今年は)中期経営計画が始まる大事な年で、昨今の経済状況をみると困難が予想される。杭問題も、解決までまだ時間がかかる。こういうなかで、小堀さんに(次期社長を)お願いしたいと話した。

 ――社長交代を告げられて、どう答えたのか。

 小堀氏 正直に話すと、「この時点では(浅野氏の)退任は必要ないのではないか」と申し上げた。浅野さんは社長になってまだ2年。建材の事業そのものを執行してきたわけではない。信頼回復に向けてトップとして対応し続けるという選択肢もあり、そういうことが重要なのではないかと申し上げた。

 ――信頼をどう回復するのか。

 小堀氏 信頼回復に近道はない。現場が自らの意識を持って、約束事をしっかり守る、足場を固める。それが自信につながっていく。いま一度足もと、現場を固めていく。その積み重ねが信頼回復につながる。

 ――データ流用があった期間中の社長ら経営幹部の責任は。

 浅野氏 過去10年間、経営者がどう関与したかも調査してもらった。いまのところ経営層が流用を指示した、黙認した、関与していた、などという形跡は発見されていない。私が経営責任を負うということでご理解をいただきたい。

 ――旭化成建材の前田社長の今後の役割は。

 小堀氏 社長付ということで特命担当になる。彼なりのキャリアがある。そういうものを生かしてもらえるのが特命。(具体的な役割は)4月以降に考えたい。

 ――横浜のマンションが建て替えになると、巨額の費用負担が発生する。どう対応するのか。

 小堀氏 住民の皆さまの安心安全をどう確保するのか。役割に応じて元請けなどと協力する。どういう状況になるかはいまは分からない。建て替えについては我々に相談があったわけではない。

 ――新たな中期経営計画はいつ発表するのか。

 小堀氏 杭問題があったので少し遅れている。現時点では、4月後半には出したい。広告宣伝も順次開始したい。

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