国産初のジェット旅客機MRJを開発している三菱航空機は10日、機体の改修のために中断していた飛行試験を2カ月半ぶりに再開した。2018年半ばの納入をめざし、今後日米での試験を加速させる。

 午前9時45分ごろ、愛知県豊山町の県営名古屋空港を飛び立った。遠州灘沖の試験空域で1時間ほど、上昇・下降や旋回などの基本性能を確かめた。

 飛行試験は昨年11月末まで3回行っていたが、その後、機体の強度不足などが判明し、試験を中断。主翼の付け根に厚さ2ミリ程度のプレートを貼り付けるなどの補強や、ソフトウェアの改修をしていた。

 今後は国内に加えて、米国でも16年冬から17年春ごろに飛行試験を始める。結果を機体に反映させる改修を続け、完成度を高める。また来月上旬には、名古屋空港そばで建設中の量産工場も完成する予定だ。(井上亮)