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 公園や学校、商業施設などにある遊具による子どもの事故は、3~5月に増える傾向があることが消費者庁の調査で分かった。同庁は10日、暖かくなるこれからの時期に事故が多いとして保護者らに注意を呼びかけた。

 発表によると、同庁が発足した2009年9月以降に登録された子ども(0~12歳)の遊具事故の情報1518件を分析した。月別の件数は3月が95件、4月が152件、5月は年間で最も多い173件だった。

 遊具別では滑り台が最多で440件を数え、ブランコ(233件)、鉄棒(141件)、ジャングルジム(120件)と続いた。けがのきっかけは「転落」の割合が最も高く、全体の6割以上を占めた。

 けがの部位は頭部が全体の約6割を占めた。治療期間が3週間以上など重い症状の事故は全体の3割近い397件あり、うち死亡事故が4件あった。

 死亡事故には、滑り台に衣服が引っかかり首をつった状態になったもの、うんていの上部に乗った後に落ち、引っかかったランドセルで首が絞まったもの、ブランコから転落し、ブランコが頭に当たったものなどがあった。

 同庁は、遊具の対象年齢が表示されている場合は守る▽事故が多い6歳以下の幼児には保護者が付き添う▽遊具に引っかからないように服装や持ち物に気を付ける▽遊具の使い方を守らせる――などの注意点を挙げている。(毛利光輝)