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 昨年10月の内閣改造で新しく就任し、国会論戦に初めて臨む閣僚の答弁が不安定だ。安倍晋三首相が見かねて助け舟を出す場面もあり、与党内から苦言を呈する声も出始めた。

 際立つのは岩城光英法相だ。10日の衆院予算委員会で民主党の階猛氏から、特定秘密保護法で秘密指定された文書が会計検査院に提供されるか否かを問われた。法相は最初「特定秘密を理由に(会計検査に)支障は生じない」と答弁。

 階氏から「安全保障に著しい支障を及ぼす恐れがないと認めたとき」との限定条項があることを指摘されると、「(限定条項は)会計検査院にも適用される」「検査に必要な資料の提供については(限定条項の)適用がない」などと答弁が混乱した。ヤジや怒号の中で首相が答弁を代わり、「(法的には適用されるが)会計検査院に情報開示されないとは、およそ考えられない」と答えたが、階氏は「どっちが法相か分からない」と憤った。

 除染などで国が長期目標として示している年間追加被曝(ひばく)線量1ミリシーベルトについて「何の科学的根拠もない」と発言したと予算委で指摘された丸川珠代環境相は「発言は一言一句覚えていないが、誤解を与える発言をしたとしたら本当におわびを申し上げたい」と陳謝。島尻安伊子沖縄北方担当相も、北方領土の一つである歯舞(はぼまい)群島の「歯舞」を読めなかったことから「一層の緊張感をもって職務に励んでいきたい」と釈明に追われた。

 こうした状況に公明の大口善徳国対委員長は10日の与党幹部会合で、「緊張感を持ってしっかりと答弁し、国会外での発信も十分注意を持ってもらいたい」と苦言を呈した。自民の谷垣禎一幹事長は「その通り。注意を喚起する」と平謝りだった。