【動画】小笠原諸島・西之島のいま=小林誠撮影
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 火山活動が落ち着いてきた小笠原諸島の西之島で、海鳥が生息している様子が10日、朝日新聞社機からの観察で確認された。噴火はしておらず、わずかに噴煙が出ていた。

 新しい溶岩に覆われず、以前からの西之島が残る台地状の場所には、白い海鳥が止まっており、草のような薄緑色の部分も見えた。固まった新しい溶岩の上に植物は確認できなかったが、黒っぽい色の小さな海鳥が飛んでいた。

 島の周辺を旋回した20分ほどでは、噴火は起きず、噴火でできた島の中央にある丘の火口縁からは、わずかな噴煙があがっていた。周辺海域の一部は、薄い褐色に変色していた。

 毎月、航空機から観測を続けている海上保安庁によると、2月3日の観測でも噴火は認められず、噴火が確認できたのは昨年11月17日が最後だという。

 国土地理院によると、昨年12月の写真から見積もった面積は約2・71平方キロで、昨年7月よりわずかに小さくなった。火山活動が落ち着き、島が波で削られているためと考えられる。(黒沢大陸