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 アルコール依存症など飲酒による健康障害を予防するため、政府は10日、基本計画案をまとめた。依存症の専門病院を各都道府県に1カ所以上設置することなどが柱。飲み過ぎの人を減らす目標値も掲げた。

 10日に開かれた内閣府の有識者会議で、計画案が了承された。5月末までに閣議決定する予定。

 国内のアルコール依存症の患者は推計58万人。ただ、専門的な治療を受けた人は、このうち2割とする報告がある。

 計画案は来年度から2020年度までが対象。依存症やアルコール性肝炎などの患者・家族に、医療機関や患者団体などの情報を提供する窓口も各都道府県に1カ所以上整備する。生活習慣病のリスクを高める量(ビールならば男性は1日に中瓶2本以上、女性は同1本以上に相当)の飲酒をしている人の割合を、20年度までに男性13・0%(14年15・8%)、女性6・4%(同8・8%)にするとした。(福宮智代)