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■キャンプの素顔

 「金本VS.下柳は金本の勝利」――阪神のキャンプで11日、臨時コーチとして指導にあたっているOBの下柳剛氏と金本知憲監督が真剣勝負をした。3打席の対戦で無安打なら下柳氏の、1安打以上なら金本監督の勝ちというルール。下柳氏が勝てば投手陣の、監督が勝てば野手陣の、残りの練習が免除になるという特典がついた。

 この日あった紅白戦のプレーボール前、背番号42のユニホーム姿の下柳氏がマウンドに上がり、捕手は矢野燿大・作戦兼バッテリーコーチが務めた。金本監督はヘルメットをかぶって打席に。第1打席は三飛に倒れたが、第2打席は5球目の真っすぐを引っ張った。右前に打球が弾むと、監督は手を突き上げて大喜び。第3打席はライナー性の右飛だった。

 対戦を前に「張り切っているのは下柳だけ。えらい本気みたいやね」と挑発しつつ、夜間の打撃練習などでこの日の対決に備えたという金本監督。「まともに当たらんと思ってた。予想外。野手の期待もあったしね」。選手の前で面目を保ち上機嫌だ。一方の下柳氏は「ヒットを打たれたら腹が立つ。もうちょっと調子がよかったらなあ」。

 矢野コーチも含め、3人とも1968年生まれの47歳。2003年、05年のリーグ優勝時の中心メンバーだ。祝日のこの日の観衆は1万1千人。豪華な顔ぶれの対決に、スタンドを埋めたファンも大喜びだった。(竹田竜世)