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 イランのロハニ大統領は11日、革命記念日式典で演説し、「革命のことばは更新が必要だ。保守主義に改革と融和を取り込まねばならない。対立をやめ、手を取り合うことが必要だ」と述べた。イランは26日に二つの選挙を控える。ロハニ政権による米欧との融和路線を嫌う強硬派が攻勢を強めており、牽制(けんせい)した形だ。

 イランの選挙は、強硬派のイスラム法学者らによる「護憲評議会」が候補者を事前に審査する。イランメディアは10日、1979年のイスラム革命を主導した故ホメイニ師の孫で、ロハニ氏に近いハッサン・ホメイニ師が、最高指導者の任免権を持つ「専門家会議」で失格になったと報じた。

 同じ26日に投票がある国会議員選をめぐっても、ロハニ氏寄りの候補者が大量に失格になったとされる。

 ロハニ氏は11日の演説で、「革命精神は特定の勢力だけのためのものではない」と強調した。(テヘラン=神田大介