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 兵庫県尼崎市の連続変死事件で神戸地裁(佐茂剛裁判長)は12日、主犯とされる角田(すみだ)美代子元被告(自殺時64)の息子の妻・角田瑠衣被告(30)に対し、実姉ら3人への殺人罪などで懲役23年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。

 一連の事件の裁判員裁判では、美代子元被告の親類6人に無期懲役から懲役15年までが宣告され、4人の刑が確定、2人が控訴している。これで親類7人全員の一審判決が出そろった。

 瑠衣被告は、尼崎市のマンションのベランダ物置に閉じ込められ、2008年に死亡した実姉の仲島茉莉子(まりこ)さん(当時26)ら3人の殺人▽09年死亡の実母・皆吉(みなよし)初代さん(同59)を和歌山県から尼崎へ連れ戻したとする加害目的略取など、9件の罪に問われた。

 検察側は公判で、被告は被害者が死亡する危険性を認識しながら虐待に加担したと主張。懲役30年の求刑理由を「美代子元被告に積極的に同調し、不可欠な役割を果たした」と述べた。

 被告側は、美代子元被告らとの共謀や殺意を否認し、あくまで従属的な立場だったと強調。「元被告にマインドコントロールされた」と訴え、懲役15年程度が相当としていた。(佐藤啓介)