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 北大西洋条約機構(NATO)は11日、ブリュッセルで国防相理事会を開き、トルコからエーゲ海を渡ってギリシャ入りする難民や移民を抑制するため、同盟国を支援することで合意した。早急に艦船を派遣し、欧州連合(EU)の欧州対外国境管理協力機関などと協力して、密航業者の情報収集などを始めるという。

 会合前、ドイツとトルコが共同で、NATOに難民危機への支援を要請していた。トルコは、中東の紛争地シリアなどからの難民を多く受け入れるうえ、欧州入りする難民の経由地になっており、昨年、トルコからギリシャ入りした難民や移民は80万人を超えた。

 NATOのストルテンベルグ事務総長は会見で、「難民を追い返すことが目的ではない。人身売買や犯罪組織に対抗するために重要な情報収集や監視に貢献する」と強調した。トルコとシリアの国境での情報収集や監視活動も強化するという。

 また、会合では、米国が主導する過激派組織「対イスラム国」(IS)掃討作戦を支援するために、空中警戒管制機(AWACS)を派遣することでも合意した。(ブリュッセル=吉田美智子)

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