世界3大映画祭の一つ、第66回ベルリン国際映画祭が11日(日本時間12日)、ベルリンで開幕した。最高賞の金熊賞を競うコンペティション部門に日本の作品はないが、短編のコンペティション部門には泉原昭人監督のアニメ「Vita(ウィータ) Lakamaya(ラカーマヤ)」が出品される。娯楽性が高い作品が集まるベルリナーレ・スペシャル部門では、西島秀俊主演、黒沢清監督の「クリーピー」が上映される。

 今年は米国のベテラン女優メリル・ストリープが審査員長をつとめる。ストリープが映画祭で審査をする側に立つのは初めて。11日にあった記者会見でストリープは「人種や民族、ジェンダー、宗教に対して開かれた平等な視点で作品をみたい」と抱負を述べた。また審査員たちに「事前に作品や監督の情報に触れてほしくない」と伝えたと明らかにし、「全く白紙の状態で偏見なしで作品を鑑賞してほしいんです。ボスって最高ね」と笑った。映画祭は21日まで。(ベルリン=伊藤恵里奈)