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 南半球各国に本拠を置くクラブチームで競う、スーパーラグビー(SR)に日本チームの「ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ」が今季初めて参戦する。昨秋のワールドカップ(W杯)イングランド大会で活躍した日本代表10人を中心に構成されたチームが、2月27日に東京・秩父宮ラグビー場でライオンズ(南アフリカ)を相手に初戦を行い、7月中旬まで国内外で計15試合を戦う。選手らは、日本ラグビーのさらなる高みを目指し、南半球の猛者たちに挑む。

■「別次元」厳しい戦い

 日本ラグビー界にとって、「世界最高峰」のSRへの参戦は悲願だった。

 リーグ戦の主な舞台は、日本とは季節が逆の南半球。日本のラグビーシーズンが終わっても、トップ選手は引き続きSRでプレーすることで、1年を通して鍛えられる。加えて、強豪チームとの真剣勝負。すべての経験が、日本代表の強化につながっていく。

 日本代表で最年長の大野は東芝に入社した頃、SRを見た衝撃を忘れられないという。「スピード、スキル、激しさ……。何もかもが別次元で、違うスポーツみたいだった。そんな舞台で戦えるなんて」。37歳は率直に感動を語る。

 ただし、参入1年目は厳しい戦いが待ち受ける。世界3強のニュージーランド(NZ)、豪州、南アフリカに拠点を置く各チームには、世界クラスの選手がひしめいている。過去に新たに参戦したチームも、苦戦を強いられてきた。

 サモア代表で、SRでもプレーしたピシの説明が簡潔だ。「世界一のリーグ。国同士が戦う国際マッチの一つ下のレベルだが、日本のトップリーグ(TL)決勝のさらに上のレベルの試合を毎週、戦わないといけない」。日程は過密で、6月を除くと毎週、試合があり、移動もハードだ。サンウルブズとしての約140日の活動期間のうち80日以上が遠征で、8時間以上の移動が15回以上もあるという。

 サンウルブズの主力は、昨秋の…

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