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■キャンプの素顔

 持久走が一番速いのは誰だ――。ソフトバンクのキャンプ初日、12分間走の計測が行われた。工藤監督が昨季から課しているもので、「心肺機能の向上は回復力につながる。毛細血管も広がって故障防止にもなる」というのが狙い。1日の計測は事前に予告されていたとあって、選手たちはそれぞれ自主トレの時から備えてきた。

 走ったのは故障者らを除いた投手42人、野手39人の計81人。結果はどうだったか。

 まずは投手部門から。1位には、3100メートルを走った育成選手の伊藤祐介(25)が輝いた。2位は3050メートルで岡本健(23)。3位には3千メートルの山下亜文(19)ら育成枠の4人が並んだ。

 一方の野手は、2年目の古沢勝吾(19)が3050メートルでトップ。2位には福田秀平(27)、3年目の上林誠知(20)の2人が3千メートルで続いた。

 全体的に、育成枠を含む若手が上位を独占した印象。では、気になる主力の成績は?

 昨季トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した柳田悠岐(27)は2750メートルで野手部門22位タイと振るわず。投手も、復活を期す松坂大輔(35)が2600メートルで37位タイ、5年ぶりに大リーグから復帰した和田毅(34)は2650メートルも35位タイに終わった。

 ただ、存在感を放った主力もいる。本多雄一(31)だ。2900メートルを駆け抜けて、野手部門5位タイ。30代以上では唯一となる1桁順位に食い込み、ベテランの意地を見せつけた。

 最後に、不名誉な最下位の話。名前は伏せておくけれど、投手は2100メートルの外国人選手、野手では2150メートルのベテランでした。

 計測後は、苦しさのあまり倒れ込む選手も。ちなみに、設定されていたノルマは2800メートルだった。工藤監督は「(目標に)届かなかったら、届くように頑張ってもらう」。(吉永岳央)

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