生みの親が育てられない乳児と、育てたい人を結びつける「赤ちゃん縁組」。男の子を養子に迎えた名古屋市の夫妻は「いつの日か『パパとママで良かった』と思ってもらえるように」と、子育てに向き合う。20日、名古屋市で開かれる市民講座で経験を語る。

 「コウノトリさんが赤ちゃんを運んでくれることになったの。3人でお迎えに行こうね」

 昨年2月、奥田秀人さん(44)、初恵さん(39)夫妻は長男の楓馬(ふうま)君(4)と一緒に、熊本市内の病院へ向かった。未成年で妊娠し、自身では育てられない女性が出産する赤ちゃんを養子に迎えるためだった。

 初恵さんは手術着に着替え、分娩(ぶんべん)室の隣室で待機した。壁1枚を通し、女性のいきむ声が聞こえる。自身が出産するような不思議な感覚になった。

 オギャア。

 元気な泣き声を聞き、赤ちゃんを抱かせてもらうと涙がこみあげた。2562グラムの男の子。楓馬君から1字をもらい、「颯馬(そうま)」と名付けた。

 兄の楓馬君も養子だ。不妊治療をしたが、流産を繰り返して落ち込んでいた初恵さん。養子を迎えた人のブログを読んだことをきっかけに、夫婦で研修を受け、里親登録をした。「血(のつながり)や世間体を気にしていた。大きくなった時に子どもがつらいのでは、とも思っていた」という秀人さんも、研修で赤ちゃんを抱っこしたら、こだわりが消えた。

 そして名古屋市の乳児院にいた…

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