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 北朝鮮が拉致問題の特別調査委を解体すると宣言したことを受け、日本政府高官は12日夜、「日本は交渉の扉を閉ざしていないが、北朝鮮がそう判断するなら仕方がない」と語った。拉致問題の進展は当面、困難になったとの見方が政権内には広がっている。

 もともと北朝鮮による核実験やミサイル発射の強行を受け日本政府が10日に独自制裁を決めたことで、政府内では「拉致問題への影響は避けられない」(首相官邸幹部)との声が出ていた。

 ただ、別の政府高官は12日夜、「北朝鮮が本当に調査委を解体するかどうかは分からない。日本から何かを引き出す狙いがあるかもしれない。日本政府は、粘り強く対応するしかない」と述べた。