[PR]

 中央自動車道の笹子トンネル(山梨県)で2012年12月に天井板が崩落し、9人が死亡した事故をめぐり、遺族が中日本高速道路と子会社の事故当時の役員らに総額2400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁(市村弘裁判長)は16日、遺族の請求を棄却した。

 ワゴン車に乗っていて亡くなった20代の男女5人の遺族が起こしていた。事故当時の役員4人に対し、「トンネルは老朽化が進み、点検や補強工事を指示する義務があったのに怠った」と主張していた。

 事故をめぐっては、遺族が中日本高速と子会社に損害賠償を求めた訴訟で、会社側に計約4億4千万円の支払いを命じた昨年12月の横浜地裁判決が確定している。遺族らはこの裁判で会社が誠実に対応していないとして、当時の経営幹部の過失責任を問う訴訟を別に起こしていた。