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 新生児の小頭症との関連が疑われるジカウイルス感染症(ジカ熱)が流行するブラジルで13日、軍と自治体職員ら50万人以上を動員した大規模な蚊の撲滅キャンペーンがあった。ルセフ大統領は「ジカ・ゼロ」とプリントされたシャツを着て、五輪開催地のリオデジャネイロで演説。「ジカウイルスが五輪の実現を脅かすことはない。ジカとの戦争に勝利しよう」と呼びかけた。

 ブラジルは、蚊が媒介するジカ熱の最大の流行国で150万人の感染が予測されている。同じく蚊が原因のデング熱やチクングニア熱も感染が広がっている。この日は全国で軍22万人が出動。30万人以上の自治体職員らも加わって、殺虫剤をまいたり、パンフレットを配ったりした。

 最大都市サンパウロでは保健当局の職員らが、低所得層が多い住宅密集地で殺虫剤を散布した。理髪店を経営するワンダ・オルダニニさん(58)は「この辺りは蚊が多く、店の従業員もデング熱にかかったばかり。ジカ熱の流行がとても心配」と不安げに語った。(サンパウロ=田村剛)

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