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 キューバ外務省は13日、同国に誤送された米国のミサイルを返還したと発表した。米メディアによると、ミサイルは2014年、北大西洋条約機構(NATO)の演習で使われた後、欧州から米国に送られるはずだった。米国が返還を求めていた。

 このミサイルは、ヘリコプターなどから発射する空対地ミサイル「ヘルファイア」1基。スペインでの演習用で、弾頭は搭載しておらず、誘導装置も不十分だった。しかし米メディアは「軍事技術が流出する懸念がある」と伝えていた。

 キューバ政府によると、14年6月、ハバナに届いた輸送荷物を調べたところ、ミサイルが見つかった。米メディアによると、ドイツ経由で米国に戻されるはずが、民間の運送会社の手違いでフランスに送られ、ハバナ行きの航空機に乗せられたとみられるという。

 キューバが保管していたが、米政府の要請を受けて返還を決めた。米国務省のトナー副報道官は、キューバ側が「誠実で透明性のある対応をしてくれた」などと米メディアに語った。昨年7月の両国の国交回復が今回の返還につながったと強調した。(ロサンゼルス=平山亜理)

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