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 ニュースビジネスに本格参戦したLINEの島村武志上席執行役員(コマース・メディア担当)に、先行企業とは異なる独自の戦略を聞いた。(インタビューは2015年12月18日、16年2月8日)

――12月1日に発表なさってからの反響はいかがですか。

 「リリース初日に300万人のお客様が“友達”として各媒体に登録されました。その後もアクセスが増え続けています。

 それとともに専門誌や業界紙、有力な地方紙の皆様から『ぜひウチも』とお声がけをいただいています。僕らがやりたいのは、実はそうした専門業界紙の世界なんです。ヤフーのようなポータルサイトのトップ画面には出てこないような、業界の話。そういう業界の話を、業界の人は関心を持っているので、毎日でも見に来ると思うんですよ。しかも各社が自由に編集できて、自社ブランドで読者に配信できるという点について、非常に高いご評価をいただいており、参加希望媒体は把握しているだけで100を超えています。

 今年に入って日本新聞協会に招かれて説明したのですが、特に地方紙の各社さんは非常に関心が高かったですね」

――なんでニュースをなさろうと思ったのですか。

 「私はLINEの前身のNHNジャパンという会社に2004年に入ったのですが、パソコン時代は競合が強くてなかなか勝負にならなくて、9回ツーアウトに追い込まれてきたのですね。

 ところがスマホになって、いろいろなことがリセットされ、『よし、ひっくり返してやろう』と。それで当たったのがメッセージングアプリのLINEだったんです。あれは、あくまでも最初のステップという意識があって、なにもメッセージングアプリをつくるための会社ではない。『これからの時代、スマホにあわせたインターネット体験が求められる』と考えて、音楽を聴くとかニュースを見るなど人間の根源的な行為をもう一回再定義しよう、と」

――なるほど、編集権の開放とい…

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