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 バズフィードジャパンの古田大輔創刊編集長に話を聞いた。

     ◇

――なぜ朝日新聞から転職を?

 「もともと朝日でもデジタル編集部にいて、動画コンテンツをつくったりツイッターを使った双方向の取材をやってみたりと関心があったのです。僕が早稲田大在学中に、グーグルが日本でサービスを始めたりし、ITの世界に興味がありました。新聞社でもデジタル編集部に異動を希望したのですが、いろんな人が『なんで?』『何かしたの?』という反応で、これが既存メディアの価値観なんですね。

 バズフィードのニューヨーク本社で研修を受けたのですが、そのときにネット上の取材にたけた女性記者がいました。ツイッターやフェイスブックで取材をしているのです。フェイスブック上で話題になりそうな題材を見つけて、フェイスブックを通じてその当事者に取材し記事にする。バズフィードで取り上げると大きな反響になりました」

 ――それは「こたつ記事」(自身で取材に行かず、ネット上にあふれる情報をソースにして安易に記事を仕立てること)では?

 「いえいえ、これってすばらしいと思いませんか? フェイスブック上にすべての情報がそろっているのであればフェイスブック上から出る必要はありますか。僕も彼女に『直接会った方がいいんじゃない?』と聞いたのですが、彼女は『アメリカ人はみんなフェイスブック上に住んでいるから』と返事をし、それもある意味真実だなと思いました。

 もちろん現場に行かないとわからないこともある。調査報道チームもあります」

――朝日新聞の中ではできないことが実現できますか?

 「朝日でしかできないこともた…

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