中国の税関総署が15日発表した1月の貿易統計によると、輸出が前年同期比11・2%減の1775億ドル(約20・2兆円)となった。減少幅は昨年3月以来の大きさとなり、中国経済減速の一因である輸出の落ち込みが引き続き深刻なことが示された。

 ただ、中国の1、2月の経済統計は年によって異なる旧正月連休の時期によって、変動が大きくなりやすい特徴がある。

 市場が見込んでいた輸出の減少幅(2%程度)を大きく下回った。輸出の前年割れは7カ月連続。1月は日本や米国、欧州連合(EU)、東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要貿易相手向けがすべて、前年を下回った。

 輸入も前年同月比18・8%減の1142億ドル(約13・0兆円)で、15カ月連続の前年割れとなった。下落幅は3カ月ぶりに10%を超え、輸出よりもさらに激しい落ち込みとなった。日本からの輸入が約16%減、米国からも約27%減だった。中国向けの輸出が回復しないことが、各国の経済にとっても大きな懸念材料となっている。(斎藤徳彦)

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