[PR]

 安倍晋三首相は15日、来日中のパレスチナ自治政府のアッバス議長と首相官邸で会談した。安倍首相は、一昨年のイスラエル軍との戦闘で壊滅的な被害が出たガザ地区の復興に協力する用意があると述べ、国際機関を通じて医療・保健分野などに約86億円の経済支援を行う方針を表明した。

 会談後、安倍首相は「中東和平問題の解決なくして中東地域の平和はない」と述べ、イスラエルとパレスチナの平和共存が問題解決に必要との考えを示した。

 また安倍首相は、アッバス氏が開催を求めている国際和平会議の参加に前向きな意向も示した。和平会議は、米国主導によるイスラエルとパレスチナの和平交渉が頓挫したことを受けて、フランスが提唱。首相は、今年日本が就いた国連安全保障理事会非常任理事国や主要国首脳会議(サミット)議長国の立場を活用し、中東和平でも主導的役割を果たす示す狙いがあるとみられる。

 アッバス氏の来日は議長就任後4回目で、今回は初めて天皇陛下と懇談した。日本はパレスチナを国家承認していないものの、各国元首に準じた歓迎をした。(武田肇

こんなニュースも